小さな鉄路〜鉄道模型の世界〜

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zoom RSS 日常と非日常 熊本編

<<   作成日時 : 2006/08/02 00:39   >>

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この冬、京都駅で体験した非日常を熊本でも体験してしまいました。

 先日の日曜日のお昼頃、熊本駅で「はやぶさ」に出会いました。

 「はやぶさ」ヘッドマークを付けた真紅のED76を先頭とした6両編成の14系6両編成で、熊本駅2番線に長旅の羽を休めていました。

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乗客はもう改札を出てしまったようで、最後尾で記念写真を撮っている家族連れの他にホームには誰もいません。

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じりじりと照りつける真夏の日差しの下、人気のないホームに佇む寝台列車の周りだけ時間に取り残されたような、そんなけだるい雰囲気を感じる一幕でした。


 そういえたば、かつて真昼のケルン駅で同じような体験をしたことがあります。ちょうど同じような時間帯でしたが、ホームに入線してきた急行列車の最後尾に見慣れない車両が・・・。

  当時はまだソビエト連邦だったモスクワからの寝台車でした。

 明るいIR色やコラーユ色の客車の最後尾につながった濃翠色の無骨な寝台車に興味を引かれ、ふらっとそのホームにわたったのですが、乗降客であふれる他の車両に対して、ホームのこの場所だけは乗降客も出迎えの客もおらず、白いレースのカーテンが引かれた薄暗い車内にも人の気配は感じられず、なにかそこだけ時間が止まってしまったような錯覚を覚えたのです。


 逆に薄暗くなった始発駅で、これから発車しようとしている寝台列車を見るとちょっと切ないようなわくわくするような気分になります。
ちょうどシドニー・ルーメット監督の映画「オリエント急行殺人事件」のイスタンブール発車シーンのような・・・ あのBGMが流れてきそうなそんな雰囲気が漂ってきます。

 こんなシーンに立ち会ったのはフランクフルト中央駅で、ローマテルミナ行寝台車に出会ったときです。

併結する列車の到着を待っていたのは数量の座席車とたった1両のTENの寝台車でしたが、フランクフルト駅の高い天井と薄暗いホームは情景を盛り上げるのには十分でした。

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 オリエント急行といえば、かつて英仏海峡横断高速船ホーバースピードでフランスのブーローニュ港に降り立ったとき、ちょうどワゴン・リのVSOEの発車に立ち会ったことがあります。
 でも、現在のオリエント急行の発車はちょっと華やかすぎて、旅情を感じるというよりショーを見ると行った感じでしたね。

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 ちなみにこのときの私は貧乏旅行中だったので、右側に停まっているパリ北駅行き急行の2等車の客となりました。

 ★彡

  「はやぶさ」といえば、昭和33年に登場した東京と九州の鹿児島を結ぶ特急寝台列車で、当初は旧客を寄せ集めた編成でした。

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 昭和35年に20系ブルートレインに置き換えられましたが、登場当時は広島以西はまだ電化されておらず、ブルートレインの牽引にまだまだ蒸気機関車が活躍していた時代でした。

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 やがて電化区間は博多、鹿児島と延長され、昭和40年代に走る豪華ホテルと呼ばれた20系ブルートレインの最盛期を迎えたのです。
 

 その後、空路の充実や新幹線の博多開通により寝台利用客に陰りが見え始めた昭和50年、個室寝台車オロネ25を含む24系25型が導入され、まず「はやぶさ」と「冨士」が新車両に置き換わりました。

 ただし合理化のためにサービスや設備が簡略化され、20系の走るホテルから、走るビジネスホテルにレベルダウンした感は否めませんでした。

 その後ロビーカー、B個☆ソロの連結など話題の多かった列車ですが、利用客の減少に歯止めがかからず、編成は短くなり平成5年には食堂車も廃止されてしまいました。

 平成11年からは東京〜鳥栖間で長崎特急「さくら」と併結運転されていましたが、今年3月のダイヤ改正でパートナー「さくら」が廃止され、東京〜小倉間で「富士」を新たなパートナーとして現在に至っています。
 なお、この時車両は14系化され、ロビーカーも廃止されました。

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 2010年の九州新幹線全通が迫った今、「はやぶさ」の廃止はおそらく時間の問題でしょう。

 しかしカシオペアやトワイライトエクスプレスのような観光列車やサンライズエクスプレスのようなビジネス夜行がまだまだ健在なことを考えれば、東京〜九州間の寝台列車も一本くらいは残っていて欲しいな、などと考えてしまいます。

 やはりいつまでたっても非日常はあこがれなのですから。
 

 

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
フランクフルト中央駅で、4時間粘っていたのは、ないしょですw
かー太郎
2006/11/20 23:58

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